Lensの最近のブログ記事

30D_23234.jpg
Camera:EOS 30D , Lens:EF50mm F1.8 II
フォーカス:ワンショットAF , 露出:Av(評価測光), 補正:+2/3
ISO:100 , F:1.8 , T:1/1250 , WB:太陽光


今回のレンズは販売本数でずっと1位を維持している名(?)レンズらしい(笑)
ズームレンズが特殊レンズだった昔ならいざ知らず、
単焦点レンズが特殊レンズになって久しい昨今、
単焦点レンズは高性能(=高価)な物ばかりになってしまった。

で、このレンズ新品で10,000円をか~るく切る大特価である(笑)
とっても安価なので、単焦点入門用として売れてるらしい。

カト兄さん、ご愛用の50mmが壊れたので・・・
(落としてもいないのにレンズが壊れたのは初めての経験である)

試しに買ってみた
(懐具合がよろしくなかったのでこれしか買えなかったともいう)

見た目がひじょ~に安っぽくて何だが・・・
まあ、安い物が安っぽいだけなので特に問題ではない(爆)

代わりにひじょ~に軽くてとてもよろしい♪
いつも重たいレンズばかり振り回しているのでとても新鮮である(笑)


30D_23240.jpg

Camera:EOS 30D , Lens:EF50mm F1.8 II
フォーカス:ワンショットAF , 露出:Av(評価測光), 補正:+1
ISO:100 , F:1.8 , T:1/1600 , WB:太陽光


で、撮影結果だが・・・
馬鹿にしたもんでもない(笑)
と、言うより、結構良いと思うんだが、どんなもんだろう?

上の2枚、太陽こそ写り込んでいないが完全な逆光
(太陽は画面の頭の少し上)

後ろの葉で反射した光が点光源になってるは、
逆光の中で髪(?)が揺れてるし、衣装(?)は黒だし(笑)
おまけに至近距離で絞り開放

と、ポートレートの定番中の定番(人間の場合ね・・・)な撮影パターンなわけだが、
レンズにとってはかなり過酷な条件だったりする。

まあ、欠点を挙げれば挙げれるが・・・
値段も考えれば上等である。
と、思うのだが(笑)

ていうか、半端なズームレンズではこれだけの描画はしないと思う。
構造が単純な単焦点レンズならではではなかろうか。

最近はカト兄さんのカメラ、普段はこのレンズを付けて部屋に転がしてある。
明るいので室内でも使いやすいし、
小さくて軽いので取り回しもよろしい。

まあ、猫のおマヌケな写真を撮るぐらいだけどね(笑)


手ぶれ

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IMG_9688.JPG
Camera:EOS 30D , Lens:EF70-200mm F2.8L (撮影時 200.0mm)
フォーカス:AIサーボAF , 露出:Av(評価測光), 補正:0
ISO:400 , F:2.8 , T:1/160 , WB:左前足で調整

まあまあなカットなんだけど、ピントがイマイチ・・・
ではなくて、これは手ぶれですね(笑)

一般的には手持ち撮影で手ぶれしない限界のシャッター速度は
1/レンズの焦点距離秒ぐらいと言われています。
このカットは焦点距離200㎜で撮影しているので1/200秒より遅いと危ないと言うこと。
まあ、あくまでも目安ですけどね。
で、写真のシャッター速度は1/160秒。20%ばかり限界を超えてます。
この条件でこれだけ止まっていれば上出来ですが、
やはりちょっと眠たい写真になってしまっています。

最近は手ぶれ補正機能の付いたレンズもずいぶん増えて来ましたが、
カト兄さんが使っているこのレンズには付いていません。
同じスペックで手ぶれ補正付きってのもあるんですが、
とても高価なので・・・まあ、いらんだろうと(笑)

最近はほとんどのカメラがAFなので、ピンぼけ写真てのも減ってきてるとは思いますが、
昔はピンぼけだと思った写真のうちかなりの物が手ぶれだったりしました(笑)
と、言うことは今もいっぱいあるはず・・・
去年あたりから普及価格帯のレンズやコンパクトカメラにまで
手ぶれ補正が搭載されるようになってきて、
AF&手ぶれ補正で誰でもシャープな写真が撮れるようになった。
まあ、お手軽でいいことだが、上達しないだろうね(笑)

1/レンズの焦点距離秒ぐらいが手ぶれの限界と書いたが、
望遠でその速度でブレさせないってのは結構難しい。
最初に望遠レンズを買った時はずいぶん練習した(笑)


パピヨン

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IMG_8716.JPG
Camera : EOS 30D / Lens : Carl Zeiss Distagon T* 35mm F1.4 MMJ(CONTAX-RTS)
フォーカス:マニュアル 露出:絞り優先(評価測光 +2/3補正 ISO:200 F:1.4 T:1/4000 WB:マニュアル)

Distagon 35mm 久しぶりに引っ張り出して使ってみる(笑)
前回の Planar とは対照的な性格のレンズだと思うが、こちらの方が遙かに扱いやすい(笑)
Planer が天才型だとすると、こちらは秀才型と言うところか。
何でもそつなくこなすけど、ちょっと面白みに欠ける(笑)
まあ、使いこなしているとは言えないけど・・・

昔は、50mmが標準レンズで、最初に買う広角レンズを35mmにするか28mmにするかとか、
望遠の入門は85mmか135mmかとか、そんな話を良くしていたし、
広角も24mmになると使いこなしが難しいとか言ってたよね。
今ではぜ~んぶ標準ズームに入っちゃてるけど・・・

一見望遠レンズで撮った様な絵だが、撮影レンズは35mm の広角レンズである。
カメラがAPS-Cフォーマットなので標準レンズと言うことになるが(笑)
写真はノートリミングで被写体はパピヨンなので、撮影距離は正確には忘れたが相当近い。
撮影時は逆光でちょっと風が強かった。風でなびいた耳の毛が浮かび上がって綺麗である。
まさに【パピヨン】って感じの1枚になっている。
前から撮ると白髪は多いは歯は無いわで、ジジ臭くなってきたやつだが、
撮り方次第ではまだまだ行けそうである(笑)

構図的にはまあまあなんだけど、ちょっと左右に間延びしているような気がしないでもない。
縦横比2:3なので、4:5(6切りプリントの比率)ぐらいでトリミングするといい感じになるかな。
あと、遠景でボケが丸く綺麗に出ている。
多分白い石だと思うけど、これがもう少し反射率の高い物だとキラキラして綺麗なんだけどな~
雨上がりとか、朝露とかで地面が濡れているとボケが燦めいてもっと良かったと思う。



IMG_8493.JPG
Camera : EOS 30D / Lens : Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 MMJ(CONTAX-RTS)
フォーカス:マニュアル 露出:マニュアル(ISO:200 F:1.4 T:1/250 WB:日陰)

このレンズ、開放付近で何ともいえない描画をする。
が・・・、開放付近では滅多に決まらない(笑)
今回は、久しぶりに決まった方の1枚。
レンズの性能を出し切った・・・訳ではなく、カト兄さんとしては良く撮れた方(笑)
このレンズを自在に使いこなせれば、おそらく写真で飯が食える。
まあ、商売ではなくて趣味なのでタマにでも決まればOKなのだが・・・
ただ、ちょっと口元がだらしないのが残念。もう少し締まった表情だともっと良かったのだが(笑)

最近は、カメラが賢くなって、シーン判定だとか、顔認識だとか、
ただシャッターを切ればそれなりに綺麗な写真が撮れるようになってきている。
でも、そういうのって、誰がいつ撮っても同じ様な写真になるよね(笑)

あと、直接はレンズの描画とは関係ないんだけど、
この写真の背景、前回のズームレンズの時の上の写真とほとんど変わらない。
左上の緑っぽい所がフェンスなのだが、言われなければ分からないぐらいボケてる。
85㎜/F1.4 だと背景をここまで飛ばせる。これも明るい単焦点レンズの利点ですね。






ズームレンズ

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今回のモデルはコリーのカトル君。
いつもはレンズを開放付近で使う事が多いカト兄さんですが、
ちょっと絞り込んで使ってみた。

IMG_8539.JPG
Camera : EOS 30D / Lens : EF70-200mm F2.8L (撮影時 70.0mm)
フォーカス:AIサーボAF 露出:Av(評価測光 ISO:200 F:8.0 T:1/800 WB:太陽光)

F8で、レンズは開放でF2.8なので3段絞っている。
70㎜でこれぐらいのF値だと被写界深度も結構深くなるのでピントも合いやすいし、
被写体全体かシャープに写る。ただ、被写界深度が深くなるので背景がうっとうしい(笑)

で、同じ条件でレンズの焦点距離か変わると、

IMG_8516.JPG
Camera : EOS 30D / Lens : EF70-200mm F2.8L (撮影時 200.0mm)
フォーカス:AIサーボAF 露出:Av(評価測光 ISO:200 F:8.0 T:1/500 WB:太陽光)

写った被写体の大きさが同じではないので厳密には同じ条件ではないが・・・

200㎜だとF8でもこれだけ背景がボケるが、
焦点位置での深度は結構あるので被写体自体は結構シャープに写っている。
被写体をシャープに写したいだけならこのあたりの絞り値が使いやすいと思う。
測定値的に見てもレンズの性能が最も高くなるのがこのあたりの様だし・・・

同じコリーが、同じような顔して写っている割にはイメージがまるで違ってくる。
これが海とかで背景もある程度入れたい場合は上の写真でいいんだけど、
こんなつまらない所だと背景が写っていても仕方ない(笑)
今回使用したレンズは70-200㎜で標準域をまたがない単純な望遠ズーム。
ズーム倍率も3倍弱で、10倍を超える物がゴロゴロある昨今のレンズとしては平凡なレンズ。
それでも、ズームの両端でこれだけ写り方が変わって来る。
と、言うことを意識していないと、期待した物と全然違ってたなんてことになる。
まあ、デジタルなのですぐにみれますが(笑)
ズームレンズを使っていると、焦点距離で写り方が変わる事は忘れがちで、
どうしてもフレミングだけでズームしがちになってしまう。

カト兄さんあんまりおつむがよろしくないので、
パラメータが2つも(絞り値と焦点距離ね)可変だと訳分からなくなるので、
ズームレンズってあまり好きでは無い。ややこしいし、それにでかくて重い(笑)
レンズを何本も持って歩かなくて良いのが利点だけど、
どうせ車でしか移動しないので、荷物が多くなるのは大した問題じゃないし。

デジカメを買った動機が、ドックショーで写真を撮るためで、
撮影場所の自由度が低い場所で使うことがメインだったのでズームにしたが、
昨今の画素数のカメラならトリミングの自由度が高いので100㎜1本でいけそうな気がする。
今回使用したレンズはズームレンズとしては1番明るい物だけど、
100㎜だと、F2あたりなのでさらに1段明るくなるし、かなり軽くなる。
やっぱり単焦点レンズがいいなぁ~なんて思っている今日この頃(笑)

まあ、カト兄さんの好みは置いていて・・・
ズームレンズを使うときは、焦点距離で写る範囲だけでは無くて写り方も変わるんだぁ~
と意識しておくと、ちょっと写真が変わるかも♪






広角レンズでポートレート
正確には、標準ズームの広角端だけど(笑)


IMG_8362.JPG
Camera : EOS 30D / Lens : EF24-105mm F4L IS USM (撮影時 24.0mm)
フォーカス:ワンショットAF 露出:Av(評価測光 ISO:200 F:4.0 T:1/50 WB:くもり)

広角レンズでも背景を大きくぼかした写真は撮れます。
今回のモデルは、いつものコリーさんではなくて、パピヨン。
トリミング前の状態はこんな感じ。

IMG_8362_fulll.JPG
24mmでパピオンがこの大きさに写っている訳だから、撮影距離はえらく近く多分50cmぐらい。
ピントも、露出もカメラ任せで、ファインダーも覗いていない。
カメラを上から抱えて、被写体の方に向けて適当に撮影している。
被写体の目の高さにカメラを合わせるのに寝てしまってもいいのだけど、
寝にくい場所や、咄嗟の場合などは、ファインダーを見ずに適当の撮ってしまうのも手ですね。
ライブビュー機能が付いていて、液晶の角度が変えられるカメラなら
構図を確認しながら撮影出ますが、そんな操作をしている内に被写体が動いてしまいます(笑)
AFならピントは合いますので、後は被写体がちゃんと入るかだけ・・・
まあ、デジタルならフィルムが無駄になるわけではないのでこういう撮り方もありですな。
・・・と、今回のお題は、適当構図の撮影ではなくて、広角でポートレートでした(笑)

今回使用しているレンズは 24-105mm F4 の標準ズームレンズ。
望遠側も105mmまであるので、風景からポートレートまで1本でこなせるいわゆる万能レンズ。
ちょっとでかいのが玉に瑕ですが・・・
カト兄さん、レンズ1本だけ持ってお出かけの時はだいたいこのレンズを付けていきます。
ドッグショーのリンクでは望遠側がちょっと短いですが、まあ何とかなります。
今時ズーム倍率約4.4倍ってのはあまり大きくないですが、
F値固定ではこのぐらいが限界でしょうね。
焦点距離によって明るさの変わるズームだと、小型で高倍率化し易いようですが、
高性能バージョンのレンズはあまりないので性能が出しにくいのかもしれません。

今回は、広角端の24mmを使いましたが、
こういう写真であえて広角側を使うのは、どこで撮影しているのか分かるように
背景をあまりぼかしたく無い時が多いと思います、ただしもっと絞り込んで撮影しますが。
で、なんで広角端で絞り開放かと言うと・・・
暗いんです(笑)曇りで、シャッター速度1/50秒、
手ぶれ補正が付いているレンズなので100mmでも何とかなるにはなりますが、
広角側の方がぶれにくいですし、ピントも合いやすいのであえてやってみました。

観光地での記念撮影なんかでも同じですが、
主要被写体と背景との関係で、最適な焦点距離は変わって来るはず・・・
ズームレンズを使っていると、主要被写体の大きさだけでズームしがちですが、
それをやってると、観光地で記念撮影したのに背景が狭くてどこだか分かりづらいとか、
どこでもいい場所なのに背景がごちゃごちゃうるさいとかになりがち(ああ、耳が痛い・・・)
撮影者が移動できない場合は仕方ないですが、
被写体と撮影者の距離を変えられるなら、
背景との関係を考えて、使う焦点距離を決めてから撮影すると写真が大分良くなると思います。
・・・て、自分が出来てるかと言われると、やらないね、あんまり(笑)

背景をぼかしたい時に、一般的には望遠レンズで絞りを開けて使います。
明るくて高速シャッターが切れる場合はそれでいいんですが、
(一般的には 1 / 焦点距離 秒 ぐらいが手ぶれしない限界と言われています)
無理そうな場合は、広角側にして、被写体に思いっきり近づくと背景がぼけた写真が撮れます。
それと、これはレンズによると思いますけど、被写体を同じ大きさにしたとして、
広角側の方が被写体がシャープに、望遠側の方が柔らかく写るようです。

















明るいレンズ

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レンズが明るいと何がうれしいか?
前に大口径レンズのところでちょこっと触れたが、良さげなサンプルが撮れたので。

IMG_7752.JPG
Camera : EOS 30D / Lens : Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 MMJ(CONTAX-RTS)
フォーカス:マニュアル 露出:Av(評価測光 補正+1/3 ISO:200 F:4 T:1/400 WB:くもり)

前回の写真と何が違うのかと言うと。
露出の補正値、F(絞り値)、T(シャッター速度)、WB
流し撮りをしているわけではないのでシャッター速度は関係ないし、
WBは色にしか影響しないので今回は関係なし。
話題にしたいのは絞り値で、前回は F1.4 今回は F4
で3段(1.4 , 2 , 2.8 , 4 , ...)絞った訳だが、これで明るさが 1/8 になっている。
と言うことで、シャッター速度が 1/10 になってますね。
撮影が同じ日ではないので、誤差は実際の明るさの差でしょう
(まあ、補正値も1/3ばかり違いますが)

で、写真を見比べると、同じに見えますか? まるで印象が違うでしょう!
撮影距離も前回と同じ 1.2m です。カトル君がちょっと小さいのは、
シャッターを切るタイミングがちょっと早かった為、でたぶん 10cm ぐらい遠いと思います。

前回の写真ではピントは目のあたりに綺麗に合っていますが、
今回のは鼻先にあり、目はちょっとピンボケになっています。
なのに、今回の方が全体の印象はシャープでしょ?

前回の方は、目にピントが合っているのに、エプロンの毛はかなりボケています。
この毛のボケは横に流れたせいでブレているわけではありません。
シャッター速度は 1/4000 ですから、新幹線だって止まります(笑)
今回のは、目の位置ですでにボケ始めているのに、しっぽでも毛の感じが残っています。
当然、背景になっている地面の写り方もまるで違います。
どちらが良いかは好みの問題ですが・・・
F1.4 と F4 では被写界深度(ピントが合った様に見える奥行き)と
その前後のボケ方にこれだけの差が出ます。

大きくボカした写真を撮りたいとき、
暗いレンズでは明るいレンズには
物理的に勝てないと言うことです。
明るいレンズは暗く使えるけど、暗いレンズは明るく出来ませんから・・・
まあ、最近は画像処理でぼかすという手もあるらしいですけどね(笑)

あと、大口径レンズは開放絞りでふわっとした描画になる物が多いようです。
これをシャープさが足りないと取るか、レンズの個性と取るかは人それぞれですけど。
使いこなせれば素敵な写真が撮れるんですが、これがなかなか難しい(涙)

女性を撮るときは絞りを明けて、男性を撮るときは絞りを絞って・・・
なんて言われてましたね。ニコンで女を撮るな!なんてのもあったし・・・
なぜって?困るでしょ小皺が鮮明に写ると(笑)




大口径レンズ

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IMG_6955.JPG
Camera : EOS 30D / Lens : Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 MMJ(CONTAX-RTS)
フォーカス:マニュアル 露出:マニュアル(ISO:100 F:1.4 T:1/6400 WB:太陽光)

大口径レンズ
写真の下の撮影データは前回の標準レンズの時と大差ないようだが、
今回は"大口径レンズ"前回は50mm、今回は85mm開放F値は同じF1.4
焦点距離の違いはわずか35mmで1.7倍と最近の高倍率ズームなどから見ると大したこと無い・・・
様にも見えるが、開放F値=焦点距離/有効口径なので、有効口径も1.7倍になる。
(開放F値が小さいほど明るいレンズになる)開放F値が同じなので、同じ明るさのレンズな訳だが、
50mm/F1.4 は普通のレンズ、85mm/F1.4は大口径レンズと言うことになる。
描画の差は、前回の写真がF2.8で撮影しているので、
単純に焦点距離とレンズの差だけではないが、撮影場所も方向も前回とほぼ同じ、
地面と背景の写り方がかなり違うし、アウトフォーカス部のぼけ方もかなり違う。

ちなみにこの2本のレンズの大きさがどれぐらい違うかというと・・・

IMG_6967.JPG大きさもだが、価格もか~るく倍以上した。
85mmだと、F2.8がサイズ、価格とも普通のレンズ・・・
ズームだと一般的にはF2.8が最も明るいレンズで、F4が普通、
エントリー機のセットレンズだとF5.6 ぐらいになる。

ズームレンズでは焦点距離の長い方の口径で制限されるので仕方ないが、
明るいズームレンズは単焦点レンズ以上に巨大になってしまう。
エントリー機に、巨大で高価なレンズを付ける訳にもいかないので、暗いレンズが付くことになる。
F1.4 と F5.6 数字だけ見ると大差ないが、実際の明るさの差は16倍!
F2.8 と F5.6 でも4倍の差になる。

最近のデジイチは高感度特性がいいので、高速シャッターを切るのが目的なら
それほど明るいレンズは必要ないのかもしれないが・・・
大口径レンズ、特に望遠系のレンズでは、高速シャッターが切れる事よりも、
F値が小さくなるほど、ぼけが大きくなることの方が魅力だと思う。
それと、普通どんなレンズでも開放から2、3段絞った方が画質が良くなる。
同じF値であっても、それが全開になる物と、数段余裕があるもでは、結果はかなり違ってくる。
明るいレンズは高速シャッターが切れると単純に考えがちだが、
実は、他にも長所はいろいろある。
まあ、軽さが長所になる場合も有るので、一概に明るければ良いという物でも無いとは思うが・・・

カト兄さんは明るいレンズ好きです。
使いこなしているかははなはだ疑問ではありますが(涙)








標準レンズ

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IMG_6907.JPG
Camera : EOS 30D / Lens : Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 MMJ(CONTAX-RTS)
フォーカス:マニュアル 露出:マニュアル(ISO:100 F:2.8 T:1/4000 WB:太陽光)

50mm標準レンズ
昨今"特殊"レンズになっているような気がしないでも無いが・・・

昔は、エントリークラスの一眼レフを買うと標準で付いていたものだが、
(高級機やプロ機はボディーだけが標準でした)
最近のデジイチはキットレンズといえばズームレンズ。
カタログの表紙でさえズームがついてますよね。
ただ、Canon も Nikon もプロ機のカタログには50mm単焦点付で載っているので、
まだズームレンズに"標準"の座は明け渡してはいないようである(笑)

昔は50mmが一番安かったし、キットで標準として付いてくるので、
皆さん大抵持っていたものだが、
手持ちのレンズが増えるとだんだんと出番が減って
カメラバックの隅っこに追いやられていたりした。

最近では50mm単焦点レンズなんか持っている人の方が珍しいと思う。
かく言う私もEOS用はズーム2本しか持っていない(笑)
今回は、CONTAX用のPlanarをマウントアダプターでEOSに付けて撮影している。
このマウントアダプター、他社用のレンズを付けてしまうという優れものだが、
代わりにな~んにも連動しなくなる(笑)
元々マニュアルフォーカスのレンズなのでAF連動はどうでも良いとして、
絞りも連動しないので、ちと面倒くさい。

で、なんで今頃こんな面倒くさいレンズを持ち出しているかと言うと・・・
実は結構面白かったりするのである(笑)

まず、ズームしない(当たり前であるが・・・)ので、被写体との間合いを考えるようになる。
どういう写真を撮りたいのか、それが決まらないと被写体との距離が決まらない。
ズームレンズを使っていると、ファインダーを覗いてそのままズームでフレミングしてしまいがちだが、
この時にレンズの焦点距離が変わっている事はあまり意識しない。
焦点距離が変わるということは、被写体が同じ大きさに写っていても写り方がまるで違う・・・
という点は忘れられがちである。(中には知らない人もいるかもしれない)

単焦点レンズでは、撮影距離を決めて、自分が動かなくてないけない。
ズームレンズに比べて、考えることとすることが1つずつ増える。
先に使う焦点距離を決めてから撮影に入ればズームレンズでも同じだが、
そんなことはよほどの上級者しかやらないと思う。カト兄さんもやらない(笑)

露出も連動しないので、絞り値を決めないといけないが、
カト兄さんはほとんど Av(絞り優先)かマニュアルモードしか使わないのであまり影響はない。
昨今のデジ1さんはプログラムモードの方が綺麗に撮れるとおっしゃる方もいらっしゃいますが・・・

最後にピントを合わせないといけない(笑)
これは単焦点レンズの問題ではなくて・・・
マニュアルフォーカスのレンズをマウントアダプターなんぞで無理矢理使ってるからではあるが(笑)
ピントを合わせるという行為、写真を撮る上で結構大切だと思う。
何でも機械任せにすればいいってモンじゃない(笑)

と、写真を撮るために3つも4つもやることが増えるわけだが、
まあ、趣味の世界、不便を楽しむのもまた一興♪

と、完全に趣味の世界に入ってしまったが、

50mm 単焦点レンズって各メーカーの現行品でちゃんとラインナップされている。
もちろんAFで(笑)まあ、ZeissはMFのままだが・・・
キャノンはF1.8と少々暗めだけど、非常に安価な物も含めなんと3本もある。
ソニーも最近安いの出したらしいし、もちろんニコンにもある。
シグマなんか最新の設計ですごいのを出してきた。

プロや、ハイアマチュアに需要のある大口径の高級品はともかくとして、
メーカーさんは、なぜそれほど需要がなさそうな安価な物まで作っているのか?

たぶん単焦点レンズの良さを知って欲しいんでしょうね(笑)
ズームだと2本売れば終わりだから・・・かもしれないが・・・
単焦点のレンズにはズームにない良さがたくさんあるから。

エントリー機にキットで付いてくるズームレンズは、
いわゆる標準ズームなので、当然50mmは含まれる。
だから必要ない!と言えば必要ない。
そのズームを50mmで使えば、単焦点の50mmと同じかと言えば・・・
使ってみれば分かります(笑)
キャノンのF1.8なんか実売価格で1万円を切りますから、
オモチャだと思って1度使ってみると良いですよ。
単焦点レンズの良さに嵌ったら、も~メーカーさんの思う壷♪
は冗談として、結構遊べるレンズですよ。

カメラのフォーマットがAPS-Cなので35mmあたりが標準では?
という疑問は横へ置いておきましょう。
35mmは結構高価ですから・・・

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