大口径レンズ

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IMG_6955.JPG
Camera : EOS 30D / Lens : Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 MMJ(CONTAX-RTS)
フォーカス:マニュアル 露出:マニュアル(ISO:100 F:1.4 T:1/6400 WB:太陽光)

大口径レンズ
写真の下の撮影データは前回の標準レンズの時と大差ないようだが、
今回は"大口径レンズ"前回は50mm、今回は85mm開放F値は同じF1.4
焦点距離の違いはわずか35mmで1.7倍と最近の高倍率ズームなどから見ると大したこと無い・・・
様にも見えるが、開放F値=焦点距離/有効口径なので、有効口径も1.7倍になる。
(開放F値が小さいほど明るいレンズになる)開放F値が同じなので、同じ明るさのレンズな訳だが、
50mm/F1.4 は普通のレンズ、85mm/F1.4は大口径レンズと言うことになる。
描画の差は、前回の写真がF2.8で撮影しているので、
単純に焦点距離とレンズの差だけではないが、撮影場所も方向も前回とほぼ同じ、
地面と背景の写り方がかなり違うし、アウトフォーカス部のぼけ方もかなり違う。

ちなみにこの2本のレンズの大きさがどれぐらい違うかというと・・・

IMG_6967.JPG大きさもだが、価格もか~るく倍以上した。
85mmだと、F2.8がサイズ、価格とも普通のレンズ・・・
ズームだと一般的にはF2.8が最も明るいレンズで、F4が普通、
エントリー機のセットレンズだとF5.6 ぐらいになる。

ズームレンズでは焦点距離の長い方の口径で制限されるので仕方ないが、
明るいズームレンズは単焦点レンズ以上に巨大になってしまう。
エントリー機に、巨大で高価なレンズを付ける訳にもいかないので、暗いレンズが付くことになる。
F1.4 と F5.6 数字だけ見ると大差ないが、実際の明るさの差は16倍!
F2.8 と F5.6 でも4倍の差になる。

最近のデジイチは高感度特性がいいので、高速シャッターを切るのが目的なら
それほど明るいレンズは必要ないのかもしれないが・・・
大口径レンズ、特に望遠系のレンズでは、高速シャッターが切れる事よりも、
F値が小さくなるほど、ぼけが大きくなることの方が魅力だと思う。
それと、普通どんなレンズでも開放から2、3段絞った方が画質が良くなる。
同じF値であっても、それが全開になる物と、数段余裕があるもでは、結果はかなり違ってくる。
明るいレンズは高速シャッターが切れると単純に考えがちだが、
実は、他にも長所はいろいろある。
まあ、軽さが長所になる場合も有るので、一概に明るければ良いという物でも無いとは思うが・・・

カト兄さんは明るいレンズ好きです。
使いこなしているかははなはだ疑問ではありますが(涙)








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